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関節痛の種類

老化

関節の老化は、関節痛の原因として挙げられることの多い原因です。長い年月にわたり関節を動かしていると、骨と骨の間でクッションの役割をしている軟骨がすり減ってしまい、関節の動きがスムーズでなくなったり、骨がズレて痛みが生じたりします。

 

 

 

老化が原因で起こる関節痛には、五十肩変形性関節症などがあります。

肥満

肥満によって関節に過度な負担がかかると、関節痛を引き起こす可能性があります。健康体型の人と比べると、かかる負担が大きくなり軟骨がすり減るスピードが速くなってしまうのです。

血行不良

血行が滞ると、関節部分に届く栄養分や酸素も減るため、関節内の軟骨が減少したり、損傷修復ができなくなったりすることで、関節痛を引き起こします。肩や膝、ひじ、指などの冷え性を放っておくと、関節痛を引き起こすだけでなく、心臓や腎臓、肝臓などあらゆる器官に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

O脚

O脚の人は、身体の中心軸より膝が外側にあるため、膝の内側に負担が集中しています。そのため、膝の内側関節の軟骨のみが先にすり減り、膝の内側に痛みが生じてしまうのです。この状態を放っておくと、関節軟骨が破壊されてしまったり、変形してしまったりし、O脚が悪化することにもなりかねません。

関節リウマチ

関節リウマチとは

関節にある滑膜に炎症が起こり、関節痛や赤み、腫れ、こわばりなどが生じる病気です。炎症が広範囲に広がってくると、関節軟骨が壊れてしまい、関節に変形が怒ってしまうことも。

 

 

 

初期症状としては、なんとなく動きにくいという感覚から始まり、朝方こわばりを感じるケースが多いです。発症すると、指などの小さな関節が腫れたりこわばったりし、痛みがでてきます。中には、膝関節など大きな関節から症状が出る場合も。次第に関節炎が体中のあらゆる場所に移動し始めます。

 

 

 

進行に伴い関節内の液が大量に溜まり、強い痛みが生じます。

 

 

 

患者の約8割が女性で、30〜50代での発病が多いといわれています。現在国内に60〜70万人の患者がいます。

改善法

関節リウマチの診断がおりたら、医師の指導のもとで薬物療法などによる治療が始まります。関節の保護が大切なので、なるべく関節に負担がかからない動作や、運動と安静を組み合わせるコツなどを、医師のもとで学んでいく必要があり、リハビリに取り組む環境整備が重要です。

変形性関節症

変形性関節症とは

骨同士の間にある軟骨がすり減ることで大きな摩擦が生じ、関節に腫れや痛みが起こる病気で、全身の関節で起こり得ます。軟骨の下にある骨が硬くなってしまったり、突起が出来たりすると、関節が変形し、そのまま放っておくと関節の動きが悪化してしまうことも。特に脊椎や膝、股の関節に起こると、日常生活に支障が出るといわれています。

 

 

 

加齢や体型、性別、職業、遺伝などが原因として考えられています。軟骨のすり減りは加齢と比例しており、中でも50歳以上の女性の発症率が圧倒的に高く、女性患者は男性患者の1.5殻2倍にもなるのです。

改善法

予防するには、毎日の適度な運動によって筋肉を鍛えたり、体重を適正に保ったりすることが有効といわれています。ウォーキングや水泳、自転車など自分にできることから続けてみましょう。膝に負担がかかりにくい姿勢に気を付け、階段の上下には手すりを使う、畳に座るよりも椅子に座るなど生活様式を変えることも有効です。

 

 

 

治療は基本的に薬物療法と運動療法が行われます。薬で症状を緩和しながら、運動で筋肉を鍛え、関節の機能を改善させるのです。症状の進行具合によっては、手術を行うことも。

化膿性関節炎

化膿性関節炎とは

関節に細菌が入って感染し、炎症が生じる病気です。炎症が起こった部分に激しい痛みが生じ、皮膚の表面は赤く腫れて熱を持ちます。その他、食欲低下や悪寒、倦怠感といった症状が見られることも。

 

 

 

関節の強い痛みや腫れと、悪寒、発熱食欲不振といった自覚症状がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。悪化すると、関節を包み込んでいる膜が伸びて脱臼したり、皮膚から膿が出たりといった症状出始め、骨が壊れてしまう可能性があるためです。

 

 

 

体の色々な関節に発症する可能性がある病気ですが、特に膝関節に発症するケースが多いようです。免疫力や抵抗力の弱い幼児や高齢者が発症しやすいといわれています。

改善法

感染に対する抵抗力を高めることが発症率の低下や感染後の治療を早めることにつながります。睡眠や栄養、運動に気を付けた生活を意識するとよいでしょう。

四十肩や五十肩

四十肩や五十肩とは

肩の関節に疼くような痛みと、動かしにくさが生じる病気で、肩関節周囲炎と呼ばれることもあります。肩に痛みが生じるだけでなく、腕にまで痛みの範囲が広がる場合も。腕を上げづらかったり、背中に手が届かなかったり、腕が上がらなかったと動きに制限が生じるため、日常生活の動作にも支障が生じます。

 

 

 

原因としては、関節を構成している軟骨や靭帯、腱、骨などの老化による肩関節周辺の炎症が考えられています。肩の痛みがあるからといって、必ず四十肩五十肩というわけではないため、おかしいと思ったら病院を受診することをおすすめします。

改善法

痛みが強い時には、肩を固定した上で消炎鎮痛剤などを用いた薬物治療を行います。その後、運動療法や温熱療法を組み合わせた治療を取り入れていくことが多いです。しびれや違和感などの前兆を感じたら、ストレッチなどを行ったり、肩を冷やさないよう気を付けたりすると予防につながります。

痛風

痛風とは

血液に含まれる尿酸の量が異常に増えることで、尿酸が結晶となって関節に蓄積し、炎症を引き起こす病気です。そもそも尿酸プリン体の代謝によって生成されるものです。プリン体は本来尿から排出されるのですが、排泄が低下したり産出量が増えたりすることで、尿酸値がアップします。この状態が続くことで、痛風を引き起こすのです。

 

 

 

主な症状は、足の親指付け根関節の腫れと赤み、痛みです。耐えられないほどの痛みが発作的に起こるのが特徴で、7〜10日ほどで痛みは次第に引いていき、最後には症状がなくなります。これで完治したと思いがちですが、再発率の高い病気なので、1年以内に同じような症状が起こるというケースが非常に多いです。

 

 

 

繰り返し痛風の症状が起こることで、膝や足首の関節にまで腫れが広がり、症状が現れる間隔も短くなっていきます。

改善法

主な治療には、激しい痛みを抑えるために非ステロイド性抗炎症薬が使われます。また、痛みが出る直前や、痛みが出始めた時期には、症状の進行抑制や発作防止のために、コルヒチンという薬を投薬することがあるそうです。

 

 

 

また、プリン体の摂取を控え、尿酸が溶けやすいように海藻類や野菜、芋類などアルカリ性の食品を意識して摂取するようにしましょう。水分の十分な摂取は必要ですが、アルコール類は逆効果なので控える必要があります。

腱鞘炎

腱鞘炎とは

腱鞘炎は、関節の近くにある腱鞘という組織に炎症が起こり、痛みが出た状態です。痛みの生じる腱鞘が関節の近くにあるため、関節痛に似た痛みが出るのです。

 

 

 

腱鞘炎は、同じ動きを繰り返し行うことで発生する可能性があります。楽器の演奏や、文字を書く、パソコンなど特定の関節や腱を長時間使い続けることで発症しやすくなります。

改善法

腱鞘炎の治療法としては、炎症している部分の安静が挙げられます。数日で改善するわけではないため、長期間の安静が必要です。また、抗炎症剤を患部に注射し、炎症を抑制する方法もあります。症状によっては、手術によって腱鞘を拡大させ、腱との摩擦を防止することも。多くの場合は手術に至ることなく保存療法によって治していきます。

まとめ

いかがでしたか。関節痛といっても、その原因によって種類は様々です。加齢や体型、生活習慣など、関節痛を引き起こす原因は様々。まずは運動をしたり、食生活に気を付けたりと、できることから予防をしていきたいですね。また、発症してしまったら、自己判断での治療ではなく、病院を受診することをおすすめします。